ASEAN首脳会議閉幕、南シナ海問題の平和的解決訴える=中国の名指しは避ける―米メディア

Record China    2014年5月12日(月) 8時39分

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11日、ミャンマーのネピドーで開催された第24回ASEAN首脳会議は、ネピドー宣言を採択して閉幕した。同宣言は南シナ海問題でASEANの団結の必要性を訴え、平和的方法によって紛争を解決するよう求めている。資料写真。

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2014年5月11日、ミャンマーのネピドーで開催された第24回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は、ネピドー宣言を採択して閉幕した。同宣言は中国を名指ししなかったものの、南シナ海問題でASEANの団結の必要性を訴え、平和的方法によって紛争を解決するよう求めた。ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。

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首脳会議では、緊張の高まる南シナ海問題が重要な議題として取り上げられた。ベトナムは、中国の艦船がパラセル諸島(中国名・西沙諸島)でベトナムの船舶に放水したことを非難した。

また、フィリピンも南シナ海で違法操業している中国漁船を拿捕している。中国はこれに対し、中国は南シナ海のほとんどの海域に主権を有していると表明した。

シンガポールのシャンガム外相は、「中立とは沈黙を意味するものではない。我々はもう沈黙していることはできない」として、ここ数年の紛争処理がASEANの信用に影響していると述べた。

フィリピンのアキノ首相は、2国間対話に頼ることはできないとして、国際的仲裁によって紛争を解決するよう、各国の支持を求めた。宣言は中国を直接名指ししておらず、一部の加盟国は中国を刺激することで政治・経済関係に影響を及ぼすことを懸念していると報じられている。

中国外交部は10日、「南シナ海問題は中国とASEANの問題ではない。ASEANとの友好協力関係を破壊しようとする一部の国のもくろみに一貫して反対する」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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