「パクリ疑惑」の中国ドキュメンタリー番組、「愛国教育番組」との指摘も―米紙

Record China    2014年5月3日(土) 19時27分

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2日、中国国営テレビのドキュメンタリー番組「舌尖上的中国2」について、米紙が「美食ではなく愛国教育番組」だと指摘している。

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2014年5月2日、中国国営テレビのドキュメンタリー番組「舌尖上的中国2」について、米紙が「美食ではなく愛国教育番組」と指摘している。世界日報が伝えた。

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中国中央テレビ(CCTV)で放送中の「舌尖上的中国2」は、中国の食文化や食材のルーツを追うドキュメンタリー番組。シーズン1は2012年に放送されて人気を集め、今月18日からシーズン2の放送がスタートしている。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはこのほど、「『舌尖上的中国2』の味覚に変化あり」のタイトルで記事を発表。同番組について、中華文化への礼賛を背景に、「食文化やグルメを紹介するという純粋なドキュメンタリーではなくなり、愛国主義教育のための番組になっている」と指摘。「人の味蕾ではなく、大衆の愛国心を刺激するのが狙いかのようだ」と紹介し、さらに「政治的な宣伝要素があらゆる場面で見られる。しかし不思議な現象ではない。なぜなら、国営テレビの制作番組だからだ」と報じている。

「舌尖上的中国2」については、放送前の上映会でCCTVの胡占凡(フー・ジャンファン)局長が、習近平(シー・ジンピン)国家主席がスローガンとして掲げる「チャイナドリーム(中国夢)」について言及。番組について、このスローガンへのアプローチであると語っていた。

「舌尖上的中国2」の話題としてはこのほど、BBCのドキュメンタリー番組「ヒューマン・プラネット」からのパクリ疑惑が話題になった。何かと注目すべき点の多い番組となっている。(翻訳・編集/Mathilda

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