台湾の馬英九総統、退任までに中台問題を進展させることは困難―米報告書

Record China    2014年5月3日(土) 14時32分

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1日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは、「馬英九の退任前に中台問題の打破は困難」と題した記事を掲載した。資料写真。

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2014年5月1日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは、「馬英九(マー・インジウ)総統の退任前に中台問題の打開は困難」と題した記事を掲載した。

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米中経済安全保障調査委員会(USCC)が4月30日に発表した報告書によると、中国の張志軍(ジャン・ジージュン)国務院台湾事務弁公室主任と台湾の王郁[王奇](ワン・ユーチー)大陸委員会主任委員は今年2月、中国・南京市において歴史的な会談を行った。両氏は「中国と台湾が経済だけでなく、その他の協議も進展させていくことが、この地域の安定を助けることになる」との見方で一致した。

一方で報告書は、海峡両岸サービス貿易協定に対する台湾での激しい抗議活動や、年末の統一地方選、中台両岸の政治目標からのかい離などが、中台関係の発展にとっての障壁になる恐れがあると指摘。馬英九総統は国民党への支持を集めるために、今後は中台関係よりも台湾の内政問題に力を入れる可能性が高いという。2016年には総統選挙もあることから、馬英九総統が退任までに中台関係で思い切った決断をすることはないとしている。(翻訳・編集/本郷)

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