フィリピン大統領府「勘違いするな」、中国漁船のEEZ集結に警告―仏メディア

Record China    2021年4月6日(火) 13時20分

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5日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、フィリピン大統領府が南シナ海に中国船が220隻停泊した問題について「衝突の恐れがある」と警告したことを報じた。写真は南シナ海に停泊した中国船。

2021年4月5日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、フィリピン大統領府が南シナ海に中国船が220隻停泊した問題について「衝突の恐れがある」と警告したことを報じた。

記事は、中国、ベトナム、フィリピンなどが領有権を巡り争っている牛軛礁(Whitsun Reef)海域に先月220隻の中国船が出現、停泊し、フィリピン政府が3月22日に中国に対し抗議を行った問題について、フィリピン大統領首席法律顧問のサルバドル・パネロ氏が5日に「中国船が長期間にわたりわが国の排他的経済水域(EEZ)に集結しており、両国関係に必要のない緊張をもたらしている。両国が望まない衝突が起こる可能性もある。われわれは共通の関心事や両国間の利益について交渉に応じるが、主権に関する交渉まで受け入れると勘違いするな」との声明を発表したことを伝えた。

そして、この件を報じた英ロイターが「近ごろフィリピンの外交官や軍幹部が中国に対して強烈な批判を示しているが、今回のパネロ氏の声明は、大統領府から出されたものとして最も強硬なものだ」と評したことを紹介している。

また、パネロ氏が中国がフィリピン向けに新型コロナワクチン100万回分を提供したことに言及し「中国は国際法に反してわが国の主権を侵犯している。われわれは中国による人道主義的行動にだまされることはない」と述べたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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