「パクリ」の中国ドラマ、放送局は「中止しない」宣言=著作権侵害で提訴も―中国

Record China    2014年4月30日(水) 12時40分

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29日、パクリ行為が指摘されている時代劇ドラマ「宮鎖連城」について、制作局の湖南衛星テレビが放送中止しないことを発表した。写真は「宮鎖連城」より。

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2014年4月29日、パクリ行為が指摘されている時代劇ドラマ「宮鎖連城」について、制作局の湖南衛星テレビが放送を中止しないことを発表した。信息時報が伝えた。

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台湾の女性小説家の瓊瑤(チョン・ヤオ)が、パクリを指摘したことが発端となった今回の騒動。「純愛ドラマの母」と呼ばれ、数多くのヒットドラマを生み出してきた瓊瑤は今月15日、中国の時代劇ドラマ「宮鎖連城」について、自身の22年前のヒット作「梅花烙」の盗作であると指摘。著名プロデューサーの于正(ユー・チョン)を手厳しく批判し、制作局の湖南衛星テレビに放送中止させるため、国家広播電影電視総局(広電総局)に文書を送っている。さらに28日、放送が続行していることに業を煮やし、著作権の侵害により制作側を提訴することを明らかにしたばかりだ。

29日、湖南衛星テレビでは「放送は中止しない」と発表。その理由として、「放送番組はすべて政府関連機関の認可を得て放送している合法的なもの」としている。また、今回の提訴については「両者の言い分、裁判の結果を尊重したい。平和的解決を望んでいる」と発表している。

ドラマの放送中止について、信息時報のインタビューに応じた大手弁護士事務所では、「いきなり中止するのは困難」としている。裁判が始まった場合、一審には少なくとも半年を要すること、さらにどの部分が「パクリ」なのか確定するまでの証拠分析にも、「かなりの時間を要する」のがその理由だ。(翻訳・編集/Mathilda

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