ハーバード大教授の「慰安婦=売春婦」主張を韓国の教授が擁護=韓国ネットで波紋「信じられない」

Record China    2021年2月9日(火) 22時40分

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9日、韓国・世宗大学国際学部の朴裕河教授が、「慰安婦は売春婦」とする米ハーバード大教授の主張を擁護する内容の文章をSNSに掲載し、韓国のネット上で波紋を呼んでいる。写真はハーバード大学。

2021年2月9日、韓国・世宗大学国際学部の朴裕河(パク・ユハ)教授が、「慰安婦は売春婦」とする米ハーバード大学のジョン・マーク・ラムザイヤ教授の主張を擁護する内容の文章をSNSに掲載し、韓国のネット上で波紋を呼んでいる。

朴教授は2日、自身のFacebookに「(ラムザイヤ)教授の文章をまだ読んでいないため正確なことは分からないが、報道を見るとこの教授の主張は歴史的ディテールでは大きく間違っていないのかもしれない」と書き込んだ。

また「妄言だとか戦犯企業教授(ハーバード大学のウェブページに掲載されているラムザイヤ教授の肩書は「三菱日本法学教授」となっている)だと単純に決めつけていい話ではない」とし、「三菱を戦犯企業とすることも問題だが、企業の研究費が歴史政治的目的で与えられることはほぼない」と主張。その上で「すぐさま単純反応するメディアの過ちは大きくない」とし、「このように反応させる確信=常識を作った支援団体と関連の学者らが問題」と指摘した。

さらに、中国の武漢にある慰安婦供養碑に言及しつつ「慰安婦供養碑は魂を慰労するために建てられたもの。これが意味するのは、慰安婦と軍の関係が必ずしも一方的に圧力をかける存在ではなかったという事実」とし、「だからといって被害者ではないという話にはならない。徴用や徴兵のように動員されたのは事実だが、男性被害者に比べ女性被害者は法という強制枠の外で動員された」と主張した。

朴教授は15年に自身の著書「帝国の慰安婦」をめぐり名誉毀損の疑いで起訴された。同書には「日本軍慰安婦は日本帝国の一員として日本軍に対する愛国心を持ち、日本人兵士らを精神的・身体的に癒す慰安婦として生活し、日本軍と同志的関係にあった」など強制動員や強制連行を否定する内容などが含まれている。

これを見た韓国のネットユーザーからは「信じられない」「韓国人として、女性として恥ずかしくないのだろうか」「本当に韓国の教授なのか?」「こんな人が今も教壇に立っているの?。法律で禁止するべきでは?」「親日清算をしなかったために国の至るところに親日がいる」「韓国から追放するべきだ」「元慰安婦の証言があるのになぜそんなことが言えるの?」など厳しい批判の声が続出している。

一方で「韓国で日韓関係において一般と違う主張をするのは本当に勇気がいること。朴教授の意見を尊重したい」「強制連行された人もいたし、朝鮮人にだまされて行った人もいたし、お金を稼ぐ目的で自発的に行った人もいたと思う。一般化するのは難しい問題だ」「朴教授は『自分と違う意見をただ否定するのではなく冷静に考えてみよう』と言っているだけ。批判を浴びせて黙らせるのは民主主義じゃない」との声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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