2014年4月21日、中国新聞網によると、韓国・中央日報は、セウォル号の惨事を受け、韓国社会にトラウマ症状が現れていると伝えた。

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記事では、事故発生後、ほぼ一日中セウォル号のニュースを見続け、泣いては怒ることを繰り返す妻とけんかしたという会社員の話や、救助の便りを待ち焦がれる市民の多くが週末に外出を控えたため、テーマパークの来場者が前週比33％減少したことを伝えた。

こうした状況について、韓国神経精神医学会のキム・ヨンフン理事長は、「マスコミの報道などによる現在の状況が、国民を深い悲しみに追いやった」とした上で、「トラウマ症状はさらに続くだろう」と懸念を示した。

キム理事長はまた、「こうした影響を排除するには、仕事場や学業に戻るべきだが、人々は沈痛な雰囲気から抜け出せずにいるようだ」とも指摘した。

専門家らは、事故の影響が消え去るには相当な期間が必要とみられることから、この間にトラウマ症状が拡散されることを憂慮している。（翻訳・編集/NY）