日本で成功する華人2世、その背景に親の存在と中国の台頭―華字メディア

Record China    2014年4月17日(木) 0時40分

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15日、日本華字メディア・日本新華僑報網によると、在日華人2世の多くは学業や仕事で成功している。その成功の原因について同メディアは見解を述べた。写真は中国人が多く集まる池袋北口。

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2014年4月15日、日本華字メディア・日本新華僑報網によると、在日華人2世の多くは学業や仕事で成功している。その成功の原因について同メディアは見解を述べた。

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在日2世の親は多くが留学生として日本に渡った人。彼らは中国国内で熾烈な受験戦争をくぐり抜け、さらに日本でも学業に奮闘。2つの文化と教育制度に触れた彼らは自然と子供の教育を重視している。

日本社会は安定しているとともに、閉ざされた社会ともいえる。外国人は日本社会に対し形のない重圧を感じることがあり、常に警戒心を保ち、淘汰されないように努めている。このような姿勢は2世にも受け継がれている。日本の大学で教鞭をとる男性は自身の子供に対し、「我々は外国人であり、頼りになるのは自分の努力と教育だけだ」と教育していたというが、これは決して限られた例ではないはずだ。

子は親を見て育つというが、異国の日本で懸命に学び働く親の姿は子供にとって何よりの教材だろう。一方で、中国の台頭も在日2世に活躍の場を与えている。これまで、日本の対中国投資は工場建設が主で、日本語を理解できる中国人がいれば事足りていた。ところが中国の台頭により、日本は中国のサービス業に投資を拡大し始め、これにより、より高度な日本語を必要とするようになった。

そのため、中国とビジネス関係にある日本企業にとって、在日2世はもってこいの人材といえるだろう。彼らの日本語力は母国語レベルで、日本で教育を受けたおかげで日本文化を深く理解している。さらに、彼らの親は語学教育を重視する人が多く、英語力も比較的高い。これにより、1人で3役を担う人材も珍しくはない。日本社会に障害なく溶け込め、能力も高い彼らは同じ世代の日本人に比べ就職も容易だというが、親の熱心な教育と中国台頭による需要を考慮すれば、その成功もうなずけるだろう。(翻訳・編集/内山

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