中国で3500年前から石炭を使用していた証拠を発見=森林消失で使用を開始か―英誌

Record China    2014年4月9日(水) 15時59分

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4日、英科学誌ニュー・サイエンティストによると、中国では約3500年前から石炭が使用されていたことが分かった。写真は石炭を使用する中国の農村。

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2014年4月4日、英科学誌ニュー・サイエンティストによると、中国では約3500年前から石炭が使用されていたことが分かった。

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オーストラリア核科学機構と中国が中国北部で行った青銅器鋳造に関する調査の中で、古代の燃料の燃えかすが木炭ではなく、石炭であることを発見した。

研究の結果、その地域一帯では約3500年前には石炭を燃料としていたことが分かった。同研究チームが他の場所で行った調査では、約4600年前にまでさかのぼることができるものもあったという。

研究チームのジョン・ドッドソン氏は、「森林の消失でエネルギー不足になった人々がやむを得ず考え出したのだろう。ここ一帯では採掘すら必要ないほどにたくさんの石炭があり、それによって生活できたのだろう」と語った。

今回の研究は、考古学史上唯一とも言える石炭を燃やしていた証拠が見つかったケースだとされている。1990年代にはヨーロッパで約7万3000年前の氷河期に褐炭を燃やしていた証拠が見つかっているが、日常的に行っていたものとはみなせず、今回の発見は青銅器時代の中国で石炭が日常的に使われていたことを示している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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