ウクライナ危機で中国が漁夫の利、棚ぼた式にエネルギー・軍事技術・ロシア市場を獲得―中国メディア

Record China    2014年3月15日(土) 12時2分

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14日、新華網は記事「中国がウクライナ危機の勝者にとの指摘=投資の穴埋めてエネルギー技術獲得」を掲載した。写真はウクライナから輸入した旧ソ連の空母を改装した中国初の空母「遼寧」。

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2014年3月14日、新華網は記事「中国がウクライナ危機の勝者にとの指摘=投資の穴埋めてエネルギー技術獲得」を掲載した。

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ロシア紙ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは13日、ウクライナ危機の勝者は中国になるとの見方を示した。ウクライナのクリミア共和国の住民投票によるロシアへの編入の動きが進んでいるが、実現すれば欧米とロシアの亀裂は決定的なものとなる。欧米企業のロシアからの離脱が予想されるが、中国企業が進出する好機だと分析している。また、中国はエネルギーを欲しており、ロシアの天然ガスの有力な輸出先となる。

米誌ナショナル・インタレスト電子版も12日付で「ウクライナ危機の勝者は中国」との記事を配信した。シリア情勢しかり、オバマ政権は外交の失敗に苦しめられているが、ウクライナ情勢は米国にとってさらなる打撃になると分析した。

米国にとって重要なのは中国対策、アジアへの帰還戦略を成功させることだが、ウクライナ危機はその力が削がれることを意味する。クリミアよりもアジア太平洋の方がよほど重要なのにもかかわらず、だ。

また、ウクライナ危機は中露を急接近させるという問題もある。欧米がロシア批判を強める中、中国はやすやすと対ロシア関係の強化に成功。軍事技術の供与などの果実を得るだろうと予測している。(翻訳・編集/KT)

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