マレーシア機不明で発覚のパスポート不正使用、中国でも腐敗官僚の海外逃亡で多用―中国メディア

Record China    2014年3月15日(土) 7時50分

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13日、海外逃亡する中国の腐敗官僚は多くが本物の旅券と偽造した旅券を1つあるいは複数を不正に所持していた。写真は中国のパスポート。

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2014年3月13日、マレーシア機不明事件で少なくとも2人が偽名旅券で搭乗していたことが明らかになったが、中国でも海外逃亡する腐敗官僚の多くが偽造旅券を使用している。新華社が伝えた。

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単身中国にとどまり不正に蓄財した財産を海外に住む家族などに送金した後、海外へ逃亡する腐敗官僚が後を絶たないが、最高人民検察院(最高検)はそうした腐敗官僚に対する追及を強化する。逃亡した官僚を捕えるだけでなく、政府は逃亡を未然に防ぐ態勢作りにも力を注ぐことになる。

腐敗官僚が海外逃亡する事例の分析によると、逃亡までの段階は資産の移転、家族の移住、旅券の準備、不正に蓄財、辞職または蒸発、潜伏、新たな身分の取得などがあるが、逃亡にあたってとりわけ重要視されているのが旅券の準備だ。取り調べを受けた腐敗官僚は多くが本物の旅券と偽造した旅券を1つあるいは複数を不正に所持していた。

不正に使用される旅券には、未返却のままになっているものを流用したり、偽造した身分証で別に発行した旅券が利用されていたりするほか、職権を乱用して公安機関を通じ姓名を書き換えた“本物”の旅券や、コネを使って作成した旅券も多数見つかっており、本来ならば厳格に管理されるべき身元確認書類の背後に金銭授受が横行していることが明らかになっている。(翻訳・編集/岡田)

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