伊藤博文の字が韓国の文化財に?「羞恥の象徴だ」と市民らが野球バットデモ=ネットでも批判続出

Record China    2020年10月27日(火) 19時20分

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27日、韓国・ニューシスによると、ソウルにある韓国銀行本館の定礎板の文字が伊藤博文のものと確認されたことを受け、韓国の保守団体らが撤去を求めるデモを行った。写真は韓国銀行貨幣金融博物館。

2020年10月27日、韓国・ニューシスによると、ソウルにある韓国銀行本館(史跡第208号、現・貨幣金融博物館)の定礎板の文字が伊藤博文のものと確認されたことを受け、韓国の保守団体らが撤去を求めるデモを行った。

記事によると、韓国の市民団体「愛国国民運動大連合」の関係者らは同日午後、韓国銀行本館前でデモを行った。関係者らは野球バットを手に持ち、定礎板を「羞恥の象徴だ」として貨幣金融博物館館長に撤去を求めたという。

これに対し、現場に駆け付けた警察官が「文化財のためどうすることもできない」と説明すると、同団体代表は「これのどこが文化財なのか。歴史を正しく知るべきだ」「次は撤去要求に加えテロも行うつもりだが、警察に報告はしない」などと反発したという。

韓国の文化財庁はこのほど、同定礎板が初代韓国統監で安重根に暗殺された伊藤博文の直筆であるとの疑惑が浮上したことを受けて専門家らと現地調査を行い、21日に「伊藤博文の文字の特徴を有している」との判断を下していた。

これについて韓国のネットユーザーからも「本当に恥ずかしいことだ」「撤去して韓国銀行前の地面に埋めてほしい」「今からでも別の人の字に変えるべき。知らずにいたならミスで済むけど、知っているのに知らないふりをすることは許されない」など撤去を求める声が続出している。

一方で「文化財は大げさだけど、わが民族の悲しい遺跡にはなる」「欧州は侵略された歴史の記録も保存している。それも歴史だから。韓国人はその文字を見て恥辱を感じ、団結して力をつければいい。子どもたちへの教育にもなる」と撤去に反対する声や、「その字を書いた人は安重根義士に負けた、との説明文を追加してくれればいい」と提案する声も。

その他「文字だけなの?その建物自体、日本が建てたものでは?」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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