2014年3月2日、現地時間今月1日夜、雲南省昆明駅で発生したテロ事件について、習近平（シー・ジンピン）国家主席が重要指示を出した。人民日報が伝えた。

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習近平国家主席は事件発生後、「関連部門は事件の早急な調べに全力を尽くし、テロリストを厳しく懲罰し、犠牲者への対応を適切に処理し、犠牲者の親族や負傷者をよく慰め、反テロ情勢の厳しさや複雑性を一層深く認識し、あらゆる暴力テロ犯罪を断固として取り締まり、社会の安定と人民の生命、財産の安全を確保しなければならない」と指示した。

李克強（リー・カーチアン）総理も「捜査を急ぎ、暴徒を厳しく懲罰する」と指示を出したほか、各地の公安機関に治安整備を強化し、人が集まる公共場所の治安維持に力を入れるよう求めた。

孟建柱（モン・ジエンジュウ）中央政法委員会書記（中共中央政治局委員）は2日未明に現地入りし、犠牲者の家族と負傷者を見舞ったほか、事件処理に当たっている。

現地時間1日午後9時20分頃、覆面をして刃物を持ったグループが駅や駅前広場、切符売り場に突入し、次々と利用客を切りつけた。現地時間2日午前6時まで、事件による犠牲者は29人、負傷者は130人以上に達した。

雲南省昆明市政府の広報部門によると、「現場の証拠から、新疆（ウイグル）分裂勢力による組織的なテロだ」という。公安側は10人前後のグループのうち4人を射殺し、1人を拘束。残るメンバーの行方を追っている。（提供/人民網日本語版・翻訳/LY・編集/武藤）