世界最大のビジネス向けSNS「LinkedIn」、検閲受け入れ中国に進出―米メディア

Record China    2014年2月28日(金) 19時4分

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25日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、世界最大のビジネス向けSNS、LinkedInが中国語版をリリースし、検閲受け入れを表明したと伝えた。画像はLinkedIn中国語版。

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2014年2月25日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、世界最大のビジネス向けSNS、LinkedInが中国語版をリリースし、検閲受け入れを表明したと伝えた。

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25日、LinkedInの簡体字中国語版のベータ版が公開された。中国語名は「領英」(LingYing)。LinkedInは求人や求職、人脈づくりなどビジネス向けに特化したSNSで、同分野では世界最大手。全世界に3億人近いユーザーを抱えている。

中国といえば厳しいネット検閲で知られるが、フェースブックやツイッターと異なりこれまでも検閲対象とはなってこなかった。簡体字中国語版のリリース前に400万人の中国人ユーザーを獲得している。

もっとも中国政府の検閲制度に従わなければ、いつ接続不可能にされても不思議ではない。この点をLinkedInはよく認識しており、中国の検閲制度を順守する方針を示している。ただし対応については透明化し、ユーザーの権利とプライバシーを保護すると約束している。

検閲以上の課題となるのが中国での激しい競争だと北京開発インターネットソフトウェア社のエンジニア、蘇冀(スー・ジー)氏は指摘する。すでに複数の中国企業がビジネス向けSNSを展開している。そうした企業は政府とのパイプも太く、外資系企業が割り込むのは至難の業だ。

LinkedInも中国市場の困難さはよく理解しているという。グーグルなど他の外資系IT企業の失敗を繰り返さないよう徹底的なローカライズを図る方針で、紅杉中国と寛帯資本、中国企業2社とともに設立した合資企業で中国版を運営する。(翻訳・編集/KT)

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