2014年2月5日、参考消息網によると、米国の国防予算が縮小する一方、中国の軍事支出は増加傾向にある。

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米紙ニューヨーク・タイムズは3日、英軍事メディア「ジェーンズ・インフォメーション・グループ」の予測として、中国の14年の軍事支出は前年を上回る1392億ドル（約14兆993億円）に達すると伝えた。米国の軍事支出は5749億ドル（約58兆2300億円）で中国を上回っているが、前年に比べて1000億ドル近く減少している。同グループは「24年には中国の軍事支出が米国と欧州諸国全体を上回るだろう」とみている。

米民間シンクタンク「プロジェクト2049研究所」のアナリストは「中国の軍事力は予算規模ほど強大ではない。実際の戦闘経験も乏しく、航空母艦などの建造技術面でも困難な点を抱えている」と指摘する。

また、同グループのアナリストは「中国の軍事費は政治、経済的な影響力同様に増加の一途をたどっているが、必ずしも実際の戦闘能力を表しているわけではない。しかし、隣国同士の相互不信が芋づる式に各国の軍事費増加を招き、地域情勢の不安定化を招いている」との見方を示している。（翻訳・編集/AA）