2014年1月30日、米国際ラジオ放送・VOA（ボイス・オブ・アメリカ）中国語サイトによれば、中国の入国管理局が発表した統計データから、2013年の出入国者数が延べ4億5400万人に達したことが判明した。

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中国は世界最大の輸出大国となり、国内総生産（GDP）では世界2位、中国の軍事力は世界3位となっている。中国人観光客は各国がその中国マネーに期待の目を向けているが、中国人観光客のマナーやモラル不足が各国で問題視されている。

エジプトのルクソール神殿で中国人による中国語での落書きが見つかったほか、フランスのルーブル美術館の噴水で足を洗っている中国人観光客がいたり、旅客機で荷物を載せる順番がきっかけでもめ事が起きたりもしている。

海外へ出かける中国人が増加の一途をたどっている一方で、中国を訪れる外国人観光客は年々減少している。中国政府は2013年1月から72時間以内の滞在はビザを免除する政策を実施しているが、減少傾向は続いている。

統計では、2013年の入国者は延べ2629万200人で、前年比3．31％減少した。中国は大気汚染によるスモッグが深刻な「汚染国家」の悪名もあって、外国人観光客が訪れたがらない国になりつつある。（翻訳・編集/岡田）