14年に4つの火薬庫、東シナ海で“大戦”―中国メディア

Record China    2014年1月4日(土) 8時40分

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1日、中国の軍事サイト・米爾網は各国の報道を引用し、「2014年に中国は4つの火薬庫に陥る」と報じた。写真は南シナ海のスワロー礁。

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2014年1月1日、中国の軍事サイト・米爾網は各国の報道を引用し、「2014年に中国は4つの火薬庫に陥る」と報じた。

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米メディアは「2013年はわれわれが中国を失った1年だったのでは?」と題した記事を掲載。13年6月、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は米国を訪問し、オバマ大統領と2日間にわたって会談を行い、相互に理解を深めた。その後、オバマ大統領は中国が設定した防空識別圏にB52爆撃機を進入させ、習主席は米国のミサイル巡洋艦「カウペンス」の進路を妨害し、互いにクリスマスプレゼントの交換を行った。米メディアは「脅しは中国の外交ツールの一部分」と解説している。

中国が設定した防空識別圏は、米国を東シナ海の主権争いに無理やり引きずり込んだ。カタールメディアは「フィリピンに対する災害援助を見れば、米国は確かにアジア・太平洋の盟友を助けたいと考えているように見えるが、予期せぬ地縁政治に関する嵐が吹き荒れればどうなるかわからない」と報じた。

日中両国が主権を主張する島しょの上空に中国が防空識別圏を設定したことに対し、米国はB52爆撃機で応じた。日中両国の衝突がもたらすより大きな不確実性のある未来を避けたいと米国が考えているならば、米国は盟友を代表して表舞台に出て来る必要がある。そうなれば、14年は大変な1年になるだろう。

一方、日本メディアは「緊張の続いた13年は終わったが、14年はいくらかは緊張が収まるだろうと期待すべきではない」と主張し、14年はいずれも中国が関係する4つの火薬庫が待ち受けていると報じた。

1つ目の火薬庫として、「最も可能性のある“大戦”は東シナ海で発生する」と予測した。日々激しさを増す中国と日本の尖閣諸島をめぐる争いによって、世界第二と第三の経済体が緊張状態に陥っており、米国が介入する可能性がある。

2つ目の火薬庫は南シナ海だ。この海域での緊張も終わることがなく、中国は巡視艇などを使用した「小棒外交」から、戦艦などを投入した「大棒外交」にエスカレートさせるとみられている。また、中国は東シナ海上空に防空識別圏を設定した後、南シナ海で空母の航行訓練を実施しており、中国が東南アジアに対する圧力を軽減させることはあり得ない。

3つ目の火薬庫は緊張の続く米中関係だ。中国の台頭は世界各地の隅々まで影響を及ぼしており、米中の軍艦の衝突リスクや経済摩擦など、14年は米国と雌雄を争う事件がさらに多く発生する可能性が高い。

4つ目の火薬庫は北朝鮮である。北朝鮮は14年、東北アジアでより多くの混乱を間違いなく引き起こすだろう。(翻訳・編集/HA)

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