北朝鮮・金独裁政権が中国に示すもの(上):社会主義的発展の方向性―SP華字紙

Record China    2013年12月18日(水) 15時15分

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16日、シンガポール華字紙・聯合早報は「北朝鮮・金独裁政権が中国に示すもの」と題する記事を掲載した。写真は平壌。

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2013年12月16日、シンガポール華字紙・聯合早報は「北朝鮮・金独裁政権が中国に示すもの」と題する記事を掲載した。

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20世紀初頭から人類社会は資本主義と社会主義の2大陣営に分かれたが、社会主義陣営は1980年代以降にはロシア型、中国型、北朝鮮型という3つの形態に分かれていった。

ロシア型は社会主義の本道だったが政治的にも経済的にも崩壊し、民主体制と市場経済に取って代わられつつある。中国型は経済的には開放政策によって改革されたが、政治的には基本的に変化はない。北朝鮮型は政治的にも経済的にも旧来のままで、改革や変化を拒み続けている。

マルクス主義の本来の思想では、生産力と生産関係はいずれも発達した資本主義の基盤や条件のもとで社会主義を実現すると主張されている。トウ小平(トウは登におおざと)氏は欧米の資本主義をモデルとした日本や「アジア4小龍」のような国々が次々に豊かになっていくのに対し、旧来の社会主義をモデルとした国々は伸び悩んでいることに気付き、中国を改革開放の方向に導いた。その結果、中国経済は急速に発展し、再び台頭する大きな要因となった。

資本主義による生産力と生産関係の洗礼を経ないままの社会主義には、皮肉と悲哀に満ちた結果が待っている。現在の金一族が支配する北朝鮮がその典型である。中国の最高指導者層はロシア型を「邪道」と呼び、北朝鮮型を「本家」と呼んでいるというが、これまでの経緯からすると、ロシアよりも北朝鮮こそ邪道の本質的な特徴を備えていると言える。(続く)(翻訳・編集/岡田)

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