南京大虐殺の新たな“動かぬ証拠”、紀念館に寄贈される=「日本軍軍旗」など200点余―中国メディア

Record China    2013年12月16日(月) 20時5分

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15日、江蘇省南京市の南京大虐殺紀念館に、200点あまりの文献史料や書画作品などが寄贈された。写真は南京大虐殺紀念館。

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2013年12月15日、江蘇省南京市の南京大虐殺紀念館に、200点あまりの文献史料や書画作品などが寄贈された。その中には旧日本軍第16師団が南京を侵略し、大虐殺を行った際の国旗や慰安所の写真、大虐殺を目撃した老兵の遺書、血の着いた軍刀などがあり、旧日本軍が南京で犯した暴行についての新たな「動かぬ証拠」が加わった。16日付で中国網が伝えた。

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証拠1:日本軍の軍旗

ハルビンに住む市民から15日に寄贈された史料のうち、最も目を引いたのは南京入城の際の日本軍の旗である。旗の中央には筆で「南京入城」の文字が書かれており、その脇には「南京城内掃討戦参加」などの文字が書かれ、「昭和十二年十二月十四日」という日付が記されている。紀念館の朱成山(ジュウ・チョンシャン)館長は、「『掃討戦』とは、日本語で『一掃する』や『殺りく』を意味する。日本軍が中国を侵略し、南京で虐殺を行った直接的な証拠と言える」とした。

証拠2:慰安所の写真

日本の僧侶からは、南京の慰安所を写した写真が寄贈された。写真は2007年に岡山県のメディアによって報じられたもので、「兵站御指定将校慰安所」との注釈がある。写真には「清富士楼」という慰安所の正門が写されており、撮影日は1938年1月である。朱館長は「“慰安婦制度”は旧日本軍が南京で行った暴行の重要な一部。このような珍しい写真は事実を証明するのに有力な根拠となる」とし、さらに考証を行う意向を示した。

証拠3:老兵の手紙

これまでに多くの史料を寄贈している日本人の大東仁氏は、15日にも6点の史料を新たに寄贈したが、今年8月15日に中日新聞で報じられた「大虐殺目撃者の手紙」は、間違いなく同氏が寄贈した中で最も価値のある1点である。これは旧日本軍歩兵第36連隊の中島良蔵の死後、その家族が遺品を整理していた時に発見したもので、日本軍が南京を占領した後の血なまぐさい暴虐が記されていた。その中には、「捕虜を集めて刺殺し、死体を長江に捨てた」との記述も見られる。(翻訳・編集/北田

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