対中国包囲網の形成、日本がASEANに働きかけ―香港メディア

Record China    2013年12月10日(火) 8時10分

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9日、日中間の緊張状態が高まっている中、日本とASEAN(東南アジア諸国連合)の特別首脳会議が13日から東京で開催される。写真はミャンマー。

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2013年12月8日、香港の中国評論通訊社によると、中国が東シナ海に防空識別圏を新たに設定するなど、日中間の緊張状態が高まっている中、日本とASEAN(東南アジア諸国連合)の特別首脳会議が13日から東京で開催される。

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ASEANは日中間の紛争に関してどちらか一方に肩入れすることは避けたいが、日本はASEANの支持を取りつけ、対中国包囲網を形成しようとしていると伝えられている。安倍首相は就任後1年でASEAN10カ国歴訪を実現しており、日本は日・ASEAN友好協力40周年と銘打つ今回の会議を対ASEAN外交の集大成として、早い段階から「地域と世界の安定」の共同声明採択に向けた準備を進めてきた。

日本は当初、「海の安全」を会議の重要議題にする意向だったが、中国が防空識別圏を設定してからは「空の安全」も急遽これに加えられた。しかし、領有問題で中国と対立が深まっているフィリピンを除くと、公に中国を非難しているASEAN加盟国はなく、日中間の対立に対する懸念が広がっているとの見方もある。

ASEANは2015年の経済共同体発足を目標としており、加盟国内のインフラ建設や格差是正などが急務となっており、そのためには日本と中国の協力はいずれも欠かせないものとなっている。(翻訳・編集/岡田)

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