キャメロン英首相訪中、歓迎ムード高まらず=昨年のチベット仏教指導者との面会が尾を引く―中国紙

Record China    2013年12月3日(火) 16時52分

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3日、環球時報は、中国訪問中のキャメロン英首相が昨年、チベット仏教指導者と面会したことが尾を引いて「歓迎ムードは高まりにくい」と伝えた。資料写真。

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2013年12月3日、環球時報は、中国訪問中のキャメロン英首相が昨年、チベット仏教指導者と面会したことが尾を引いて「歓迎ムードは高まりにくい」と伝えた。以下はその概要。

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英国のキャメロン首相は2日、中国での訪問日程を開始した。昨年5月にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と面会したことで中国との関係は冷えきったが、今回の訪中で多少の回復が見られたことになる。この1年余り、中国はドイツやフランスとの交流が活発で、キャメロン政権は危機感を募らせたようだ。

英、仏、独3カ国は、ダライ・ラマ問題について順番に中国を挑発する「暗黙の了解」があるようだ。ある1カ国がダライ・ラマと面会すると、他の2カ国と中国の関係が良化する。別の1カ国がダライ・ラマと面会した場合も同様だ。3カ国が同時に中国と良好な関係を保つこともあるが、それは極めて短いものだ。

同じ2日、日本を訪れた英国海軍のザンベラス参謀長は、小野寺五典防衛相と会談し、中国が東シナ海上空に防空識別圏を設定したことについて、日本を支持する考えを表明した。こうしたことから、中国国内では、キャメロン首相の対中関係改善に向けた「本気度」に疑いの声が上がっている。中国政府はもちろん同首相を礼遇するが、中国国民は昨年の行動を忘れてはいない。ネット上では歓迎には程遠い声が上がっている。

キャメロン政権は、もともと英国に好感を抱いている中国の人々に無様な一面を見せてしまった。中国の欧州外交において、英国は「替えが効く」存在であり、今や「大国」でもない。観光や留学に適した、サッカーの強豪クラブを有する国というイメージだ。かつては怒りに任せて英国をそう呼ぶことがあったが、今では多くの中国人が共通して持つイメージとなっている。最後になったが、われわれ中国人はキャメロン首相の訪中が愉快なものであることを願っている。(翻訳・編集/NY)

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