北朝鮮メディア、中国の防空識別圏設定を支持する報道―中国紙

Record China    2013年12月2日(月) 18時15分

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1日、中国の防空識別圏設定が世界各国で反響を呼んでいる中、北朝鮮メディアは実質的に中国を擁護する報道を行っている。資料写真。

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2013年12月1日、環球時報によると、中国空軍は29日、東シナ海に設定した防空識別圏に進入した米軍機2機と自衛隊機10機に対応するためスクランブル(緊急発進)を行ったと発表した。人民日報(電子版)が伝えた。

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報道では、「中国空軍による今回の積極的かつ詳細な発表は日米両国に一撃を与えるものだ」と指摘。日米両国が、中国の識別圏内に自国の戦闘機を侵入させたと「得意気に」声明を発表し、中国軍当局が公式見解を出す前に「中国軍はいかなる反応も取らなかった」「中国当局は見込みが外れた」などと発表したとした上で、「本当に見込みが外れたのは、『中国は外交戦で敗れた』とする見当違いの分析のほうだ」と強調した。

復旦大学米国研究センターの呉心伯(ウー・シンボー)副主任は同日、環球時報の取材に対し、「中国軍の積極的な立場表明は、識別圏を設定しただけでなく、揺るぎない執行力も備えていることを明らかにしたものだ。こうした行動は世界が中国のやり方に慣れるまで続く」と述べた。

中国の防空識別圏設定は世界各国で反響を呼んでいる。西側諸国の多くが事態に関心を示す中、北朝鮮メディアは実質的に中国を擁護する報道を行っている。韓国は自国の識別圏拡張を準備中だが、その一部は中国や日本と重なるものだ。米国のある雑誌は「東アジアの空域と水域に各国が込み入っている。これが常態化するだろう」と述べた。(翻訳・編集/NY)

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