中国人に気を使うハリウッド=「過度な中国迎合は逆効果に」―米メディア

Record China    2013年11月28日(木) 0時2分

拡大

26日、ハリウッド映画界は中国市場に迎合し過ぎるとかえって裏目に出ると、米メディアが報じている。ヒーロー映画「アイアンマン3」は中国の観衆から大不評を買ってしまった。写真は青島の映画スタジオ起工式に出席したレオナルド・ディカプリオ。

(1 / 2 枚)

2013年11月26日、環球時報によれば、米メディアは、ハリウッド映画界は中国市場に迎合し過ぎるとかえって裏目に出ると報じている。米国の映画制作者たちは過度に中国人の気を引こうとしており、米国の映画に中国向けの要素があることに気付くと中国人観衆はかえって興ざめしてしまうという。

その他の写真

2012年、中国は日本を上回る世界第2の映画市場に成長したが、中国は国内映画産業の育成を目的として海外映画の上映本数は年間34本に規制している。そのため、ハリウッドは少ない機会でも中国市場で成功を収めようと、これまで中国人が担ってきた悪役を朝鮮人に変更したり、中国人の配役を増やしたりとさまざまな努力をしている。

多くの場合これらの戦略は一定の効果を上げるが、かえって裏目に出ることもある。ヒーロー映画「アイアンマン3」は中国向けに特別に中国人俳優を出演させたスペシャルバージョンを作成して配給したが、これに「操作されているような感覚」を抱いた中国の観衆から大不評を買ってしまった。

米市場調査会社・IHSのアナリストは「中国に迎合することで米国の映画が中国で受け入れられるかが決まるわけではない」と話し、ハリウッドらしさを求めて観衆がチケットを購入してくれるのだとして、特別な配慮をすることに観衆もメディアも敏感だと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携