「世界の工場」から転落間近の中国製造業、80年代の米国に酷似―米誌

Record China    2013年11月10日(日) 9時30分

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4日、米誌フォーブスは、世界の工場としての地位を失いつつある中国製造業界の反応は80年代の米国と非常に似ていると指摘した。写真は広州のジーンズ工場。

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2013年11月4日、米誌フォーブスは、世界の工場としての地位を失いつつある中国製造業界の反応は80年代の米国と非常に似ているとし、以下の6つの相似点を指摘した。6日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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1.現在の苦境の原因は外部からの挑戦にあると考え、すでに時代遅れとなった自らの経営モデルが原因とは認識していない。

2.中国の企業経営者は労働者に対して不満を感じている。かつて労働者は文句1つ言わず低賃金と長時間労働を受け入れてきたが、現在は高い給料を要求するだけでなく、仕事が気に入らなければすぐに辞めてしまう。

3.中国の銀行はこれまで長年にわたって成長に必要なことを維持してきた。しかし現在は、低利の融資は見られなくなり、メーカーの債務も積み上がっている。

4.沿海都市の工場を内陸部やアジアの他の国やアフリカ諸国へ移転させている。

5.多くの企業が中国の消費者を自分たちの生存の唯一の希望であるとみなし、中国政府が極端な政治的圧力を駆使してバリアーで囲い込み、自分たちを外国企業から守ってくれると思い込んでいる。

6.数百万の企業経営者が資金・資産を財産権を強化した法律を持つ国へ移転させようと試みている。

中国の製造業界は依然として強大であり、将来の中国はさらに強大になるかもしれない。しかし、新たな勝利者の経営哲学は30年間運営してきた「安価な労働力」モデルとは全く異なったものになっているだろう。(翻訳・編集/HA)

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