海外留学生の帰国ラッシュ迎える中国、背景にあるのは「家族愛」―香港紙

Record China    2013年11月11日(月) 5時40分

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5日、中国は今後5年間で史上最大の海外留学生の帰国ラッシュを迎える。一人っ子世代の留学生たちがこぞって帰国する主な原因は、「家族との団らん」だという。写真はプリンストン大学。

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2013年11月5日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国が今後5年間で史上最大の海外留学生の帰国ラッシュを迎えると伝えた。

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中国・グローバル化研究センターと社会科学文献出版社が共同編纂した「中国海外帰国者発展報告2013」国際人材青書によると、海外から帰国する中国人留学生の数はここ10年間毎年増加しており、2012年には帰国率は41.3%に達した。近い将来、この数字は50%を超えると予想され、今後5年間で史上最大の帰国ラッシュになる見込み。

帰国する留学生の半数が海外の大学における1年間の修士課程修了者であり、博士号の取得者やこれに相当する研究や経験を有する高レベルの留学生の帰国率は依然として低い。現在、中国人留学生の90%が自費留学で、文科系の学生が半数近くを占めている。約半数が帰国後、金融業に身を投じ、41.6%が北京での就職を選択している。こうした帰国者の多くが体制外に属しているため、政治に参加する機会は非常に少ない。

中国紙・北京晩報によると、家族と一緒にいたいというのが帰国の主な原因だ。実際に90.9%の留学生が「親と離れていたくない」という理由で帰国している。現在留学中の若者の多くが80〜90年代生まれの一人っ子。兄弟姉妹がいない彼らの両親への依存度は高く、家族が一番だと思っているからだ。(翻訳・編集/本郷)

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