「遺失物届は外国人にお任せを!」の路上広告、警察の対応不信が背景に―安徽省合肥市

Record China    2013年10月21日(月) 7時2分

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18日、「遺失物届なら、警察に重視される外国人があなたに代わって届け出ます!」という広告が安徽省合肥市の路上に出現した。

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2013年10月18日、安徽省合肥市の路上に、「外国人が代わりに届け出ます!」という奇妙な広告が出現し、ネット上で話題になっている。中国ニュースサイト・国際在線が伝えた。

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ドイツ人青年がタクシーのトランクの中に置き忘れた財布を回収するため、河南省洛陽市の交通警察は監視システムを駆使。わずか1時間で該当タクシーを探し当て、財布は無事に青年の手元に戻った。湖北省武漢市で何者かに持ち去られた日本人の自転車は、武漢市警察が3日で発見。ロシア人が紛失したパスポートは、浙江省寧波市警察が5トンのごみの中から探し出した。

このような事例は中国各地で発生している。今回、中国のマイクロブログ上に投稿された路上広告の写真を見ると、「外国人の届け出は警察も重視、解決率も極めて高い」「遺失物の捜索、百発百中で発見」「アップルの携帯電話も探します。価格は応相談」などという言葉が並んでいる。肝心の電話番号やQQ(インスタント・メッセンジャー)番号の部分は破れるなどしており、広告主に確認を取ることは出来なかった。

中国のインターネット上には、実際に警察に遺失物届を出したユーザーからの経験談が多く寄せられた。中には「これって本当のこと?悪ふざけじゃないの?」と疑う声や、「自分も警察に遺失物届を出したことがあるけど、ろくに取りあってくれなかった」という声も。「警察は外国人の財産は重視して、国民の財産は軽視しているのか?こんな広告があること自体、恥ずかしいことだ」「中国人の痛いところ突いてるよ。涙なくしては読めない広告だね」といった意見も多かった。(翻訳・編集/本郷)

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