中国が対ASEAN外交で展開する「電撃戦」=インフラ、金融、教育分野で協力推進―米メディア

Record China    2013年10月16日(水) 9時54分

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14日、ウォールストリート・ジャーナルは、中国は東南アジアで外交の「電撃戦」を継続中であると報じた。写真はバンコク。

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2013年10月14日、ウォールストリート・ジャーナルは、中国は東南アジアで外交の「電撃戦」を継続中であると報じた。15日付で参考消息が伝えた。

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中国の李克強(リー・カーチアン)首相はベトナムとの政治的信頼および経済関係を強化するべく、過去に領土問題で関係の悪化しているハノイを訪問した。

ここ数週間、東南アジアにおける貿易・経済関係確立の一環として、中国の政府関係者がタイ、マレーシア、インドネシアを訪問している。一方で、同地域では一部の国が南シナ海での領土問題に巻き込まれている。

李首相はベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談し、海洋研究、金融、インフラ、教育などに関する協力文書に調印した。李首相とグエン首相は3つの分野での協力グループを設置することを宣言し、インフラや金融、バクボ湾(トンキン湾)での海上協力を進める。

李首相はベトナム訪問に先立ってタイを訪問し、貿易、インフラ建設、エネルギー分野での協力文書に署名した。10月初旬には習近平(シー・ジンピン)国家主席がバリ島でのAPEC出席に先立ち、マレーシア、インドネシアと経済協力を推進することで一致した。

これについて、積極的な行動によってASEANでの信頼を得ようとする戦略の一部であるとの分析がある。ASEANには中国との関係が良好でない国もあり、とりわけフィリピンは存在感を増し続ける中国に対し警戒感を抱いている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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