中華圏映画「香港スター頼み」は終わり、実力&ルックス備えた中国人俳優が台頭―米華字紙

Record China    2013年10月7日(月) 15時40分

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6日、中国からの若手俳優の台頭が相次ぎ、香港人タレントを主役に据えなければ、数字が取れない時代は過去のものになったと、米華字紙・世界日報が報じている。写真はホアン・シャオミン。

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2013年10月6日、中国からの若手俳優の台頭が相次ぎ、香港人タレントを主役に据えなければ、数字が取れない時代は過去のものになったと、米華字紙・世界日報が報じている。

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「港男内女」(香港人俳優と中国人女優)という組み合わせの主演コンビが、中華圏映画界ではヒット作につながる鉄則だった。人気と知名度で圧倒的な力を持つ香港人スターと、とびきりの美女が多い中国人女優を組み合わせるというもの。しかしここ数年は、中国からホアン・シャオミン(黄暁明)やウィリアム・フォン(馮紹峰)など若手俳優の台頭で、この形が崩れ始めている。

“中国トップイケメン”と呼ばれるホアン・シャオミンは、台湾ドラマにも出演し人気を獲得。俳優トン・ダーウェイ([イ冬]大為)は現在、台湾版アカデミー賞・金馬奨で助演男優賞にノミネートされている。彼らおよび俳優ダン・チャオ(●超)(●=「登」におおざと)が主演した映画「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ」が中国だけで興業成績5億元(約79億円)超えのメガヒットを叩き出し、3人の影響力は一気にアップ。香港の映画監督にも引っ張りだこの人気だ。

ウィリアム・フォンは近年、映画「画皮2」「太極」など出演作でヒットが続き、12億元(約190億円)を超える興行成績を上げている。放送中の主演ドラマ「蘭陵王」も高視聴率をキープし、精悍な顔だちのルックスで香港や台湾でも人気急上昇中。今後、大作映画の主演にどんどん抜擢される俳優として注目される。

中国映画歴代最高の興業成績を記録したのが、昨年の映画「ロスト・イン・タイ」。現在、中国映画界で最も数字を稼げる俳優と言われるホアン・ボー(黄渤)の出演作だ。ホアン・ボーは近年、香港や台湾映画にも積極的に出演。リン・チーリン(林志玲)主演「101次求婚」(101回目のプロポーズ)でも相手役を務めている。さらに、チャウ・シンチー(周星馳)監督最新作「西遊:降魔篇」に出演した俳優ウェン・ジャン(文章)も、大物監督がこぞって起用したがる実力の持ち主。このように、かつては香港スター頼みだった中華圏映画界の図式が、急激な変化を見せている。(翻訳・編集/Mathilda

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