「NASAは中国人お断り」の米国法規に非難の声=「科学は常にオープンであるべき」―英紙

Record China    2013年10月7日(月) 17時7分

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4日、英ガーディアン紙によると、NASAの施設・エイムズ研究センターが11月に学術会議を行うが、これに中国籍のある研究者が出席を申し込んだところ、出席を拒否され物議をかもしている。

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2013年10月4日、英ガーディアン紙によると、米カリフォルニア州にあるNASAの施設・エイムズ研究センターで11月に学術会議が行われる予定となっているが、中国籍のある研究者が出席を申し込んだところ、ケプラープロジェクトのマーク・メッサースミス氏から出席を拒否するメッセージが届いたという。6日付で銭江晩報が伝えた。

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メッセージには、「中華人民共和国の国民をNASAの会議に出席させることを禁止する法規が2012年3月に米国議会で可決されたため、出席は認められない」という内容が記されていた。この法規では、NASAが中国との協力に出資することや、中国人がNASAの本部ビルに立ち入ることも禁止されている。

会議の担当者はこの件についてコメントを拒絶し、「不孝なことにこれは科学的な話ではなく、政治的なことだ」とだけ語った。今回の措置について、米国内の多くの研究者が「中国籍の学生や研究者に対する差別である」と怒りを感じており、著名な学者や研究グループが相次いで出席を取りやめるなどして、抗議の意を示している。

オックスフォード大学の天文学者クリス・リントット氏は「科学は常にオープンであるべき」とし、国籍によって出席を拒否する法規に反対する姿勢を表明し、会議のボイコットを呼びかけている。(翻訳・編集/岡田)

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