Record China 2013年9月16日(月) 22時25分
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15日、北京のある中学・高校併設校で、40種類もの制服が制定され、大きな話題を集めている。生徒からは自由に選べると好評だが、保護者からは出費がかさむなどの心配の声も出ているという。写真は北京の学校。
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2013年9月15日、北京のある中学・高校併設校で、40種類もの制服が制定され、大きな話題を集めている。生徒からは自由に選べると好評だが、保護者からは出費がかさむなどの心配の声も出ているという。中国メディア・新華網が伝えた。
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話題の学校は、北京市十一学校。1952年に設立された歴史ある中学・高校の併設校で、現在は107クラス、生徒約5500人、教師約500人を擁している。
同校では、今年9月の新学期から制服(校内用の服装)を3分類・合計40種類(男女別制服を含む)に拡大し、販売を開始した。制服を取り扱う校服文化センターの責任者・張天葉(ジャン・ティエンイエ)氏は「これまで学校統一の制服は運動服しかなかったが、生徒はあまり着たがらなかった。彼らの個性追及の願望を満たすため、新しい制服の導入を決定した」と説明する。学校側は、生徒のニーズをより満足させるため、アンケートを取ったり、インターネット上で意見募集なども実施してきた。
ある女子生徒は「以前は、(カッコ悪いので)制服の上にもう1枚羽織りたかったけれど、今は新しい制服を脱ぎたくないくらい」と話し、学校の方針に大いに満足している。
一方、ネット上では「40種類もあったら統一感がなく、ばらばらになるのでは」、父兄からは「出費がかさむ」などの疑問や意見が投げかけられている。
これに対し、張氏は「配色や胸の部分の図案は統一してあり、実際には以前の制服に似ている。ただ、細部が異なっているだけなので、ばらばらになることはない」と話す。また、制服の購入は原則自由で、年に数回しか着用しないような正装についてはレンタルも用意されており、従来の制服の着用も認めていると回答している。
新しい制服のうち、最も安いのは50元(約800円)のTシャツで、最も高く、かつ最も人気があるのは130元(約2080円)のパーカ。生徒は1人平均3〜4種類を購入しており、平均の購入額は300元(約4800円)程度になっているという。販売は、専売店だけでなく、ネットサイトや中国版LINE・微信での予約も受付けている。
張氏は「これから冬に向けて300元(約4800円)のダウンジャケットの販売を予定していて、間もなく予約の受け付けを開始する」と話している。(翻訳・編集/HA)
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