ルーブル美術館の偽チケット調査:中国人観光客も被害者―香港紙

Record China    2013年9月16日(月) 7時20分

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14日、香港紙・文匯報は記事「ルーブル美術館の偽チケット調査:中国人観光客も被害者」を掲載した。パリ警察は偽チケットが中国で製造された可能性が高いとみて捜査を進めている。写真はルーブル美術館。

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2013年9月14日、香港紙・文匯報は記事「ルーブル美術館の偽チケット調査:中国人観光客も被害者」を掲載した。

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中国人観光客がルーブル美術館の偽チケットを利用した問題が波紋を呼んでいる。パリ警察はすでに中国人ガイド2人を拘束、偽チケット販売所を捜査したが容疑者はすでに逃亡した後だった。

最初に偽チケットが見つかったのは8月12日。ルーブル美術館職員が紙質、インク、手触りが異なる偽チケットを発見した。14日にも別の偽チケットが見つかったが、こちらはより品質がいいものだったという。8月26日以降は偽チケットは見つかっていないが、チケットの有効期限は1年間あるためすでに出回った偽チケットが利用される可能性もあるとみて、ルーブル美術館側は警戒を強めている。

フランス紙フィガロは、ルーブル美術館以外にも偽チケットが出回っている可能性が高いと指摘している。ネットでは演奏会などのチケットがよく販売されているが、その価格は通常の販売額よりも安いことが多い。ルーブル美術館の場合、通常16ユーロ(約2110円)のチケットが10ユーロ(約1320円)以下で販売されていることもざらだという。

フランス華字メディア・法国新聞網によると、ベルギー税関が中国から輸送された荷物を検査したところ、中には3600枚もの偽チケットが入っていた。パリ警察は偽チケットは中国で製造されている可能性が高いとみて捜査を進めている。

またフランスのメディアは偽チケットによる被害が大きなものとはいえ、チケットを直接利用した中国人観光客もまた被害者だと指摘した。(翻訳・編集/KT)

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