「半沢直樹」台湾でも放映へ、話題先行でヒットの兆し=シリアス路線ブームの火付け役か―台湾

Record China    2013年9月13日(金) 10時10分

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11日、「日本では『半沢直樹』というドラマが大ヒットしているらしい」と大きな話題を呼ぶ台湾で、来月より同作がテレビ放映されることがわかった。写真は香港ドラマ「怒火街頭」より。

2013年9月11日、「日本では『半沢直樹』というドラマが大ヒットしているらしい」と大きな話題を呼ぶ台湾で、来月より同作がテレビ放映されることがわかった。現地日刊紙・聯合報はは「台湾ドラマも今後、これに迎合してシリアス路線を重視することになる」と伝えている。

バブル期に大手都市銀行に就職した男性・半沢直樹が、金融組織における逆境や数々の圧力に立ち向かう姿を描いたドラマ「半沢直樹」。日本でのメガヒットを受けて、台湾でも大きな話題になっている。「やられたらやり返す。10倍返しだ」の決めゼリフも、現在の政況を伝えるニュース番組で引用され、「十倍奉還(10倍返し)」が流行語になる兆しを見せている。さらに来月には、「王牌銀行員半澤直樹」のタイトルで放送が予定されている。

現在の台湾ドラマの主流は、アイドルを主役に据えた恋愛ドラマや、身近な日常を描くホームドラマ。マンネリな内容と韓流ドラマ人気で、視聴率は下降し続けている。聯合報によると、日本のドラマは医療などシリアスな内容をテーマにした作品で再び視聴率を獲得するようになったが、それ以前はまさに今の台湾と同じ状況だった。「半沢直樹」が台湾で放送開始後、さらに話題を得るのは必至で、「これをきっかけに、台湾ドラマも今後はシリアス路線を重視するようになるだろう」と伝えている。

現実的な社会問題や警察を舞台にしたシリアスなテーマを取り入れるのは、実は香港ドラマの得意技でもあり、台湾でも人気を集めている。法廷ドラマ「怒火街頭」や警察機動部隊を描く「飛虎」など、ヒット作品は豊富。こういったテーマも、台湾ドラマには大きなお手本になると記事は伝えている。(翻訳・編集/Mathilda

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