中国進出の韓国ファッションブランドが次々に撤退=生き残りのカギは「現地化」と「差別化」―韓国紙

Record China    2013年9月11日(水) 19時32分

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10日、数年前から中国市場に進出していた韓国ファッションブランドの多くが次々に撤退している中、一部のブランドだけがシェアを拡大しているという。写真はソウルの繁華街。

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2013年9月10日、韓国・朝鮮時報によると、数年前から中国市場に進出していた韓国ファッションブランドの多くが、期待した利益を上げられないまま、次々に中国から撤退している。質の高いごく一部のブランドのみが中国に留まり、シェアを拡大しているという。

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中国のファッション市場規模は過去10年間で4倍にふくれあがり、EUや米国とともに世界3大市場となっている。韓国のファッション関連企業もこの10年で次々に中国へ進出したが、その多くが長期的な戦略の欠如や中国の文化・風習への理解不足から失敗し、撤退を余儀なくされている。

そのような中で、ジェシー・ニューヨーク(JESSI NEW YORK)とLGグループのアパレル部門・LGファッションは現地化戦略とブランド差別化が功を奏し、中国進出に成功した数少ない企業となっている。

ジェシー・ニューヨークは2005年に中国に進出し、中国市場をターゲットにした工場と製品開発センターを設立して市場の動向を探ってきた。2009年にはさらに販路を拡大させ、北京、上海杭州、南京、天津などの都市の40余りのデパートで店舗を展開している。中国法人には120名の従業員がいるが80%を現地で雇用している。

LGファッション傘下のブランド・ハッジズ(HAZZYS)は韓国3大ブランドの1つに数えられている。2007年に中国へ進出した当時から売上高を100%増やし、中国国内に150店舗を展開している。LGファッションはラフマ(Lafuma)やTNGTなどのブランドも傘下に収めている。中国市場以外にも、台湾やタイに店舗展開するなど、アジア市場進出にも力を入れている。

韓国のファッションブランドは独特の特徴があり、中国のファンも少なくない。中国メーカーの中には、韓国ブランドをまねて自社の製品を製造するところもあるほど、中国の若者の間では“韓流ブーム”が起きていた。(翻訳・編集/岡田)

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