「金の延べ棒」自販機、銀行ATMコーナーにお目見え―北京市

Record China    2013年9月10日(火) 23時20分

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9日、機械に「銀行カード」を挿入すると、実物の「金の延べ棒」が出てくる。ゴールド・プラチナ製品が購入できる自動販売機がこのほど、北京市内の華夏銀行ATMコーナーに登場した。写真は北京工美ビルの「金の延べ棒」自販機。

2013年9月9日、機械に「銀行カード」を挿入すると、実物の「金の延べ棒」が出てくる。ゴールド・プラチナ製品が購入できる自動販売機がこのほど、北京市内の華夏銀行ATMコーナーに登場した。北京市民は今後、同行の金融街・方荘・中関村3支店に設置された新型ATMで、貴金属の購入が可能となる。北京晩報が伝えた。

今月8日、華夏銀行方荘支店の新型ATMを取材したところ、この機械の見た目は地下鉄駅構内に設置されている自動券売機に似ているが、機械全体が黄金色をしている。タッチパネルのサイズは19インチもあり、画面操作は非常にやりやすく、パネルの感触も良い。

この機械で「パンダ銀貨」を買ってみた。画面上にある「ゴールド購入」のアイコンをタッチすると、製品一覧の画面に変わる。「額面10元(約160円)、重さ1オンスの2013年版パンダ銀貨」を選び、「注文する」をタッチすると、「購入総額268元(約4400円)」の注文確認画面に変わる。その後、第2世代身分証で身分認証が行われ、次に決済カードを挿入する。今回使用したのは工商銀行のカードだが、あらゆる銀聯マーク付きデビットカードやキャッシュカードが利用できる。ただし、クレジットカードには対応していない。購入数量と支払金額を再確認し、「注文を確定する」をタッチし、決済用カードのパスワードを入力すれば、支払手続は完了だ。この時点で、画面上に「商品準備中」と表示され、機械は「ブンブン」と音を立てて商品を用意し始めた。約2分後、商品取出口に小さな鉄板がゆっくりと上がって来て、透明な箱に入ったパンダ銀貨が出て来た。品物を取り出した後、「領収書を印刷する」を選ぶと、「ゴールド自動販売機取引明細」が発行される。購入に要した時間はわずか6−7分だった。

現在、この自販機で販売されているのは、2013年金銀記念硬貨セットや銀貨など。商品のうち最低価格は、1オンスパンダ銀貨の268元(約4400円)、最高価格は2011年度版パンダ金貨セットの2万3800元(約38万7000円)。自販機を製造した普華金業投資有限公司の担当者は、「機械一台につき最大24種類の商品をセットすることができる。商品価格は全て店頭価格と同一で、手数料は徴収しない。今後、割引価格が設定される見通しだ」と語った。華夏銀行北京支店の担当者によると、試行販売の売れ行きが順調ならば、自販機の増設を検討するという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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