日本人監督率いる2チームが決勝対決=4年に1度開催の全国大会U18男子サッカー―遼寧省大連市

Record China    2013年9月6日(金) 0時59分

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5日、中国遼寧省大連市の金州体育館で第12回全国運動会のU18男子サッカー決勝戦が行われた。両チームの監督はいずれも日本人で、中国サッカー史上にとって重要な一戦となった。写真は大連金州体育場。

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2013年9月5日、中国遼寧省大連市の金州体育館で第12回全国運動会(正式名称は中華人民共和国全国運動会、中国で4年に1度開催されるスポーツの祭典)のU18男子サッカー決勝戦が行われた。両チームの監督はいずれも日本人で、中国サッカー史上にとって重要な一戦となった。成都日報が伝えた。

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決勝戦では、遼寧省代表チームと浙江省代表チームが対戦。遼寧チームの監督は倉田安治氏、浙江チームの監督は石崎信弘氏が務めた。2人は国籍も同じ、年齢も共に50代前半と近いが、さらにもう一つの共通点がある。それはどちらも中国のサッカーに詳しいということだ。

遼寧チームのメンバーによれば、倉田監督はとても気さくで、日本人的な融通の利かない部分がないという。チームを上手くまとめ上げ、綿密な配置や布陣が顕著な効果を上げている。一方、浙江チームの石崎監督は中国スーパーリーグ・杭州緑城の監督を務める岡田武史監督の仲介により同クラブのU18チーム監督に就任。杭州緑城では「日本式」を取り入れた新たなサッカーの体系が構築されている。

今回の決勝戦は、倉田監督率いる遼寧省代表チームの勝利で幕を閉じ、浙江チームが2対0で敗れた。試合終了後、記者会見場の外で2人は挨拶をかわし、互いをねぎらった。石崎氏は記者に対して、「こんなに大規模なスポーツの祭典に参加したのは初めてで、非常に光栄だ。われわれの目標は中国のサッカーと日本のサッカーとの距離、とりわけユースチーム間の差をできるだけ早く縮めること。この任務は大変困難ではあるが、頑張って努力し、オーナーの信頼に応えていきたい」と今後の抱負を語った。(翻訳・編集/碧海)

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