2013年8月23日、世界的な知名度はそれほど高くはない韓国コスメだが、アジアでの人気は高い。その知名度と低価格を武器に、韓国コスメが中国市場においてシェア拡大を続けている。中国行業研究網が伝えた。

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韓国の化粧品メーカー大手・アモーレパシフィックの系列ブランド・ラネージュは、「雪」を意味するフランス語の名称と高級感漂うパッケージが特徴だが、世界3位の化粧品・美容である中国では「財布にやさしい価格」で、フランスのロレアルや米国のプロクター・アンド・ギャンブル（P＆G）といったグローバル企業と競り合っている。

今後大幅な成長が見込まれる中国化粧品・美容市場に対し、LGハウスホールド・アンド・ヘルスケアやAbleC＆Cといった他の韓国メーカーも同様の戦略を打ち出している。アモーレパシフィックの経営戦略チーム責任者は「中国市場では自社ブランドでP＆G傘下のOLAYやロレアルパリの牙城を狙う。中国メーカーや他の韓国メーカーもライバルになるだろう」と話している。

市場調査会社ユーロモニターによると、昨年の中国化粧品市場トップ10企業のなかで、アモーレパシフィックのスキンケア製品の売上高が最も急成長した。同社の中国での売上高は前年比34％の大幅増となり、同国市場シェア1位・ロレアルの13％増、同2位・資生堂の12％増、同3位・P＆Gの5％増を大きく上回っている。（翻訳・編集/本郷）