対立の舞台は政治から経済に、日中韓「新3カ国」時代の到来―シンガポール紙

Record China    2013年8月31日(土) 11時3分

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30日、シンガポール華字紙・聯合早報は、シンガポール国立大学東アジア研究所訪問研究員・江敏華氏による「中日韓『新3カ国』時代の到来」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2013年8月30日、シンガポール華字紙・聯合早報は、シンガポール国立大学東アジア研究所訪問研究員・江敏華(ジアン・ミンホア)氏による「中日韓『新3カ国』時代の到来」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

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日中韓3カ国は最近、竹島(韓国名・独島)、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権問題など、領土・歴史問題の複雑化で政治的対立を深めてきた。また、経済分野では互いににらみ合いが続き、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国とは個別に自由貿易協定(FTA)を結ぶこととなり、3カ国の相互経済協力は具体的な成果が上がっていない。

3カ国対立の舞台は、政治から経済にすでに移ったといえよう。過去20年において、3カ国は経済・貿易面で緊密な関係を築いてきた。日韓両国は最大の対中投資国であり、FTA締結により中国への技術移転はさらに進む見通しだ。経済分野における3カ国の関係はさらに密接になるに違いない。

歴史、領土問題における3カ国の対立は、FTA交渉へも影響を与えるものと思われる。しかし、自由貿易交渉は後戻りすることはなく、政治対立は短期的な懸念材料に過ぎず、長期的にみれば引き続き前進するだろう。(翻訳・編集/AA)

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