長所ある日本を冷静に観察すべき=“小日本”呼称に「反感を覚える」―日本華字紙

Record China    2013年8月29日(木) 21時0分

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29日、日本華字紙・日本新華僑報は「日本と日本人を冷静に観察すべき」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2013年8月29日、日本華字紙・日本新華僑報は「日本と日本人を冷静に観察すべき」と題する記事を掲載した。中国新聞網が伝えた。

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日本の非営利組織「言論NPO」と中国日報が共同で実施した世論調査の結果が最近公表された。調査では、90.1%の日本人と92.8%の中国人が相手の国について「印象が悪い」と回答した。ともに昨年の同じ調査から5.8%と28.3%増加し、2005年の調査開始以来、互いの国に対する好感度は最低となった。一方で、日中双方の70%以上の人が、日中関係は「重要」だと回答しており、両国国民は互いに日中関係を重視していることがわかる。

これらは日中関係改善の基礎知識であると同時に、日中両国の国民がメディアの偏向報道について不満を抱いていることを示している。現在はSNSの全盛期で、個人が世界に向けて情報を発信できる。その影響力は時として既存のマスメディアをもしのぐ。日本に住む中国人が書いた日本社会や日本人に関する文章は、その多くが実生活の中での経験や体験をもとに書かれている。日本をざっと見ただけの中国国内の作家や記者には、このような血や肉のある文章は書けない。

しかし、日本について気持ちを落ち着けて書かれた文章は、やはり少ないと言わざるを得ない。日本に移り住んでから、多くの人が日本社会に溶け込んで生活しているが、日本に対する観察は、個人の恩や仇に左右されるべきではない。特に反感を覚えるのが、日本や日本人を“小日本”(日本に対する蔑称)と呼ぶことだ。このような呼び方は、一時の気休めを得られるほかには、何の意味もなさない。日本に“小”をつけたからといって、日本が本当に小さくなるわけでもあるまい。

近年、日本の工業製品の競争力の低下が顕著なのは事実だが、だからといって日本を軽視していいということにはならない。世界第2位の経済大国である実力はだてではない。日本人は危機感の強い民族だ。無条件に先進技術に敬意を払い、さらに全力でそれに学ぼうとするという長所を持っている。

その国と国民について十分に研究し理解してこそ、好きになったり嫌いになったりする理由や権利がある。深い研究や理解なしに日本を嫌うのも構わないが、少なくとも結論を下すような発言をすべきではない。気持ちを落ち着けて、日本と日本人をじっくりと観察すれば、洞察力や説得力が増すだろう。(翻訳・編集/北田

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