薄煕来被告の初公判、異例のネット公開に「法制の進歩」「公開しなければ刑が変わるのか」―中国版ツイッター

Record China    2013年8月22日(木) 16時50分

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22日、収賄や職権乱用などの罪に問われた元重慶市トップの薄熙来被告の初公判が山東省済南市の中級人民法院で始まった。中国版ツイッターには、裁判の内容が公開されるという異例の措置を評価する声や、薄被告を支持する声が並んだ。写真は薄熙来被告。

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2013年8月22日、収賄や職権乱用などの罪に問われた元重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)被告の初公判が、山東省済南市の中級人民法院(地裁)で始まった。同法院は裁判の経過を公式ミニブログ(微博)上に書き込み公開するという異例の措置を取っている。

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薄被告は収賄や横領、職権乱用などの罪に問われている。腐敗根絶を掲げる中国共産党にとって、この裁判は格好の政治舞台となる一方で、薄被告の大連や重慶での功績や経済格差に目を向ける政治方針を評価する声は党内の保守派や庶民からも根強い。このため、極刑は免れ、懲役15年程度の判決が下されるという見方も出ている。

この裁判は中国国内で非常に高い関心を集めており、「中国版ツイッター」と呼ばれる簡易投稿サイトには、裁判の内容が公開されるという異例の措置に「法制の大きな進歩だ」と評価する意見や、「今日の大連や安全な重慶は誰が造ったというのだ?」など、薄被告を支持する意見も多く寄せられた。以下は寄せられた意見の一部。

「(裁判の公開について)法制の大きな進歩だ」

「政務の公開、情報公開の時代にあって、この裁判の公開は民衆の要望に訴求するものだ」

「これは公平公正な裁判だ。法律に違反すれば誰もが制裁を受けるものだ」

「薄氏の裁判は中央政府の反腐敗の決意の表れだ。腐敗撲滅と清廉潔白な政治を支持する!」

「最高権力者になるにはリスクが付き物だ。そして、ついにそのリスクにはまった。市委員の書記でいることの方が、牢屋に入るより何千倍も何万倍もいいだろうに」

「そんなに注目すべきことでもない。中国の役人はどんなに汚職したところで死刑とは無縁だ。それとも、誰も注目していなければ、刑が軽くなったり保釈されたりするというのか?」

「上は指導者から下は町役人まで、中国のどの役人が汚職していないと言えるのだ?かつて人民に貢献した人物が政治の犠牲になった!」

「実は重慶人として、とても感謝している」

「薄氏が失脚してかわいそうなのは政府と社会だ。今日の大連や安全な重慶は誰が造ったというのだ?」

「大連市民にとっては良い市長だった。それは歴史によって評価されるだろう」

「薄氏が市長だった時代に大連は大きく変わった。今流れている収賄のうわさがどうであれ、多くの大連市民はあなたの功績に感謝している。微力だが、あなたを支持している。帰って来てくれ」(翻訳・編集/北田

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