<トウ小平・対日談話特集>不愉快な問題は適切に、「歴史認識は前向きな態度で」―1987年

Record China    2013年8月17日(土) 22時10分

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15日、中国のトウ小平氏はかつて外交活動で日本に2度訪問している。さらに、会見した来訪者では日本人が最多だった。彼は日中関係についてたびたび発言し、日中両国のあるべき姿や、友好の大切さなどを説いている。資料写真。

2013年8月15日、中国の元国家指導者、トウ小平氏はかつて外交活動で日本に2度訪問している。さらに、会見した来訪者では日本人が最多だった。彼は日中関係についてたびたび発言し、日中両国のあるべき姿や、友好の大切さなどを説いている。彼の考え方は現在も中国首脳部で継承されている。このシリーズでは、トウ小平氏の日中関係に関する発言を紹介する。

1987年6月28日、第5回中日閣僚会議の日本側代表との会談で、「不愉快な問題は適切に処理する必要がある。中日関係の歴史上のわだかまりにおいて、中国に責任はない。歴史に対する認識や評価では、前進する態度を強調すべきだ。あら探ししたり、不必要な問題を引き起こしたりしてはいけない。今中日間に存在するわだかまりで中国が引き起こしたものは1つもなく、中国は国民を説得するなど最大限の譲歩をしている。両国は、問題を考慮する際、遠くを見据えるべきだ。現在及び将来発生する可能性がある問題に関しては、冷静になり力を合わせ、問題を早期に解決し、関係の長期発展に影響しないよう努めなければならない」と発言した。

トウ小平氏は晩年、日本からの来訪者に対し「私は引退したが、依然中日関係の発展に注目している。われわれは隣国で、私は中日友好に対し特別な感情を持っている」と語っている。トウ小平氏はすでに永眠したが、彼の精神は永遠に存在して行くことだろう。中日関係は順風満帆とはいかないが、われわれは先人の“中日両国は友好を絶やしてはいけない”という教えと願いを心に刻むべきだ。日中友好を望まない一部の人に対しては、「友好関係を絶えず強め、協力を発展させる」ことで対抗すればよいのだ。(翻訳・編集/内山

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