「七夕」の過ごし方=日本は「笹飾り」、韓国は「祭祀」―中国メディア

Record China    2013年8月13日(火) 16時27分

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12日、中国メディアは旧暦の七夕(8月13日)を記念して、日韓それぞれの「七夕」事情を紹介する記事を掲載した。ちなみに中国では、バレンタインデーに似た日になりつつある。写真は七夕の夜を青島ビール祭りの会場で熱く過ごす山東省のカップルたち。

2013年8月12日、中国メディアは旧暦の七夕(8月13日)を記念して、日韓それぞれの「七夕」事情を紹介する記事を掲載した。ちなみに中国では、バレンタインデーに似た日になりつつある。

○日本:「ロマンチックな伝説」は影薄く

日本の「七夕」は、中国の七夕をルーツとしており、「乞巧(手先の器用さ)」の風習・習慣が引き継がれ、一般庶民にとって大切な日となっている。七夕はもともと、陰暦7月7日にお祝いされていたが、明治維新以降、日本では旧暦の使用が廃止され、太陽暦の7月7日となった。

日本での七夕は、七夕が近づくと大人も子供も色とりどりの短冊に自分の願い事を書き、紙の飾りと一緒に庭先にある笹に吊るす。七夕が近づくと、日本全国では、街のあちこちに七夕の笹が登場する。店の夏服販売コーナーやスーパーのレジ前にも、七夕の笹が飾られる。大型七夕イベントの会場では、笹飾りコンテストも催され、幼稚園・小学校など学校や企業が、それぞれのオリジナル笹飾りを作り、特色ある笹飾りが展示される。

また、日本の夏は、全国各地で「七夕祭り」が開催される。人々が伝統的な服装を身にまとい、歌い踊り、太鼓を打ち鳴らす。「短冊」がヒラヒラト舞う街は、見物に来た大人と子供でぎっしり埋まる。この「七夕祭り」と一緒に、夏季花火大会が催されるケースも多い。

○韓国:「飲食を重んじる」お祭り

韓国人文学者・崔南善氏の著書「朝鮮常識」において、「七夕はもともと中国の風習だが、その後韓国に伝来した。高麗第31代王の恭愍(コンミン)王は、モンゴル人の王妃とともに、牽牛星と織女星を祀り、その日に役人たちに俸禄を配った」と記載されている。

韓国の「七夕」で最も特徴的な風習は、織女星を祀り、「自分も織女と同じような器用な手先を持って、手芸や裁縫が上手になりますように」と願うことだ。女性達は七夕の朝、メロンやキュウリなどのフルーツ・野菜をテーブルに置いて頭を下げ、手先が器用になるよう祈願する。韓国の七夕におけるもう一つの重要な風習は「祭祀」で、「家庭内での祭祀」と「大勢で集まって行う祭祀」との2パターンが行われる。韓国の女性たちは、祭壇に清らかな井戸水を供える。祭祀の対象は、もはや牽牛星と織女星ではなく、親しい身内や友人の平和を願う。七夕に豊作を祈願するお祭りを行う地方もある。

韓国の七夕では、飲食が大変重んじられる。伝統的な七夕の食べ物は、麺、小麦粉で作った煎餅、蒸しケーキなど。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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