中国人観光客のマナーの悪さに不満の声、日本では公務員が飲食店で持ち込んだ酒を飲むケースも―中国メディア

Record China    2013年8月13日(火) 21時50分

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12日、中国人旅行客による海外でのマナー違反行為が国内で大きな反響を呼んでいることを受けて、サイパン人と日本人のツアーガイドを取材した。写真は中国人旅行客。

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2013年8月12日、人民日報(電子版)は、中国人旅行客による海外でのマナー違反行為が国内で大きな反響を呼んでいることを受けて、サイパン人と日本人のツアーガイドを取材した。サイパン人ガイドは中国人旅行客のマナー違反行為として、順番待ちの列に割り込む、大声で騒ぐ、歩道をはみ出して歩く、所構わずタバコを吸う、ごみをポイ捨てする、時間を守らない、他人を尊重しない、ナマコやサンゴを許可なく捕獲するなどを挙げ、「お金を除けば、中国人旅行客に好意を持っていない」と答えた。

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日本人ガイドも、「中国人旅行客は公共の場で喫煙し、大声で話をする。手を洗っても拭かず地面を濡らす。ある中国人公務員の一行が中国から持ち込んだ酒を飲食店で飲み始めるケースがあったが、これは日本人に最も嫌われる行為。幹部に付き添って来日した部下があれこれと要求するなど、中国の悪習を日本にも持ち込むが、幹部本人のイメージ低下につながっている」と話している。

中国社会科学院観光研究センターの戴学峰(ダイ・シュエフォン)副主任は、中国人旅行客のマナー違反行為は「穏やか、素直、恭(うやうや)しい、質素、謙遜」という中国人が本来持ち合わせてきた伝統を失った結果だと述べた上で、「旅行会社もツアーガイドも、文化や習慣の違いについて紹介するのが精一杯で、実際に止めさせることはできない。中国人はそれがマナー違反行為だと気づいてさえいないのだから」と話す。「中国政府は海外旅行をする中国人の文化的な行動に関するガイドラインを示したが、その役割は全く果たされていない。こうしたガイドラインに目を通したことのある旅行者はほとんどいないはずだ。たとえ法制化したとしても、改善の見込みはない」とも指摘している。(翻訳・編集/NY)

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