“大師”人気の陰に潜む科学文化の過ち―香港メディア

Record China    2013年8月2日(金) 0時10分

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28日、香港紙・大公報は記事「“大師”人気はなぜか?」を掲載した。最近、中国ネット界で人気となっているのが気功大師・王林成。真っ二つにした蛇を生き返らせる、燃やした紙を元通りにするなど数々の“奇跡”を見せている。資料写真。

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2013年7月28日、香港紙・大公報は記事「“大師”人気はなぜか?」を掲載した。29日、中国新聞網が伝えた。

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最近、中国ネット界で人気となっているのが気功大師・王林成(ワン・リンチョン)。何もないところから蛇を取り出す、真っ二つにした蛇を生き返らせる、燃やした紙を元通りにするなど数々の“奇跡”を見せているほか、著名人とのツーショット写真を見せ、どれほど多くの著名人に信奉されているかをアピールしている。

批判的な意見が圧倒的だが、一方で“大師”を信奉してしまったネットユーザーも少なくない。不思議な力を持つ“大師”にマーケットがあることを示す最新事例になったと言えよう。

なぜ“大師”は人気となってしまうのか。第一に一般市民に科学知識が欠如しており、風水や気功、迷信を信じてしまう土壌があるからだ。第二の要因として“大師”を信奉する著名人の存在が挙げられる。

“大師”人気を反面教師として、われわれはどのようにして社会精神を築き上げるかを学ぶべきだろう。努力、善良、賢明は成功に結びつき、貪欲、怠惰、邪悪は失敗に終わる。そうした観念が広まれば、“大師”が人々を惑わすことはなくなるだろう。(翻訳・編集/KT)

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