安倍首相が東南アジア3カ国歴訪に出発、南シナ海問題には触れず=中国に配慮か―中国メディア

Record China    2013年7月26日(金) 12時20分

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25日、安倍首相は東南アジア歴訪の最初の訪問国、マレーシアに向かった。出発前の記者会見では今回の訪問について、東南アジアとの経済活動の連携を重視することが目的と語り、南シナ海問題については触れなかった。

2013年7月25日午前、安倍首相は政府専用機で羽田空港を出発、東南アジア歴訪の最初の訪問国、マレーシアの首都クアラルンプールに向かった。環球時報(電子版)が伝えた。

今回の東南アジア歴訪は首相就任後、すでに3回目となる。出発前に羽田空港で行われた記者会見で安倍首相は、今回の訪問は東南アジアとの経済活動の連携を重視することが目的であると強調、「ASEAN(東南アジア諸国連合)の活力を日本の経済再生に取り込んでいきたい」と語り、ASEANとの交流40周年に際して一層の関係強化を図る方針を示した。

安倍首相が今回訪問する国々は南シナ海の領有権を巡って中国と対立しているが、記者会見ではその問題については触れなかった。日本政府は東南アジア諸国との連携を強化することで、さらに「中国包囲網」を固める見通しだが、菅義偉内閣官房長官は今回の歴訪の目的について問われた際、経済協力の拡大が主な目的であることを強調し、南シナ海問題で中国を刺激することを避けたものと思われる。

安倍首相は25日午後にクアラルンプールでマレーシアのナジブ首相と会談した後、26日にはシンガポールを訪問してリー・シェンロン首相と会談する。また、シンガポール訪問中のバイデン米副大統領とも面会する。27日にはフィリピンを訪問してアキノ大統領と会談し、同日夜に帰国することになっている。(翻訳・編集/碧海)

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