ビザ発給条件緩和で不法滞在する中国人が激増=団体ツアーから抜け出す―韓国

Record China    2013年7月24日(水) 23時13分

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24日、韓国政府が中国人観光客へのビザ発給条件を緩和したことに伴い、不法入国する中国人の数が激増しているという。韓国法務部が発表した統計によれば、ノービザあるいは観光ビザで入国後、不法滞在する中国人の数は1万3500人に達した。資料写真。

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2013年7月24日、韓国政府が中国人観光客へのビザ発給条件を緩和したことに伴い、不法入国する中国人の数が激増しているという。韓国法務部が先日に発表した統計によれば、ノービザあるいは観光ビザで入国後、不法滞在する中国人の数は1万3500人に達し、前年同期比で25%も激増した。韓国・聯合ニュースの報道を引用して環球時報が伝えた。

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韓国政府は多くの中国人観光客を呼び込むことを目的として、ビザ発給条件の見直しを行ってきた。2012年に施行された新基準では、大型定期客船で韓国を訪れる中国人団体旅行客がノービザで入国できるようになった。2013年5月からは、仁川国際空港を利用する外国人観光客に対するトランジットビザの免除が開始された。さらに、下半期からはマルチビザの発給対象を3000万人に増やす計画が予定されている。

これを受けて、2013年上半期に韓国を訪れた中国人観光客の数は、初めて日本人観光客を上回ってのべ174万人に達し、前年同期比で46%増になった。しかし、その一方で不法入国する中国人の数も急激に増える傾向にあるようだ。彼らは仲介者の紹介を通じて団体旅行客として入国した後、不法にツアーから抜け出して韓国に長期滞在するのだという。

この問題を解決するため、韓国文化体育観光部は中国の団体旅行客を専門に扱う旅行会社に対して取り締まりを強化する計画だ。旅行会社の関係者は、「不法入国を阻止するために、旅行会社同士で連携を強化していく方針だが、徹底的に防ぐのは難しいだろう」と語った。(翻訳・編集/碧海)

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