アシアナ機事故、海外サマーキャンプを再考させるキッカケに―海外メディア

Record China    2013年7月12日(金) 20時55分

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11日、アシアナ航空機事故で女子高生2人が亡くなった中国では、現在ブームになっている海外サマーキャンプへの参加を見直す声が高まっている。資料写真。

2013年7月11日、米サンフランシスコで発生したアシアナ航空機事故で女子高生2人が亡くなった中国では、最近の海外サマーキャンプ熱を見直す声が高まっている。参考消息(電子版)が伝えた。

10日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、事故を起こした航空機に乗っていた中国人乗客139人のうち、そのほとんどがカリフォルニアでのサマーキャンプに参加する中高生。死亡した女子高生2人はともに浙江省江山市の江山高校の生徒だった。事故発生後、浙江省やその他の地域の教育当局は国内外で行われるサマーキャンプへの参加を一時中止するよう各学校に指示。今後各学校はサマーキャンプを計画する際に当局が求める条件をクリアしなければならない。

同じく10日付付けのシンガポール華字紙・聯合早報は、今回の航空機事故が夏休み時期に発生したことに注目。浙江省衢州市教育局はすべての学生に対し、夏休み期間中の海外サマーキャンプ参加を禁ずる緊急通知を発令。北京市教育委員会も、低学年児童を対象とした学校主催の海外サマーキャンプや海外ウインターキャンプの参加を原則禁止とする通知を下したと伝えた。

学校主催の海外サマーキャンプは教師の引率であるため、保護者にとっては安心できる活動だ。しかし、高額の参加費用の内訳や活動内容などの詳細を保護者に公開しない学校もあり、旅行会社との癒着が疑われる学校も。最近では、学校だけでなく大手英会話教室なども海外サマーキャンプを主催しており、3〜4万元(約50〜65万円)の参加費用が必要だ。

中国の富裕層の親たちは子供の教育費を惜しまない。教育が世界の巨大市場となった今、教育の本当の意味を考え直すべきではないだろうか。(翻訳・編集/本郷)

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