中国当局とニューメディアの新たなゲーム―中国

Record China    2013年7月8日(月) 7時0分

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5日、BBC中国語版サイトは記事「中国当局とニューメディアの新たなゲーム」を掲載した。中国当局は過去20日間に107もの違法サイトを摘発したが、その多くが一般市民の権利擁護、反汚職に関するものだったという。資料写真。

2013年7月5日、BBC中国語版サイトは記事「中国当局とニューメディアの新たなゲーム」を掲載した。

中国政府はインターネットとマイクロブログなどニューメディアに対する管理を強化している。中国官制メディアの報道によると、中国国家インターネット情報弁公室は過去20日間に107もの違法サイトを閉鎖した。

閉鎖サイトのリストを見ると、サイトの名称に権利擁護、反汚職、廉政、法制、監督などの文字が用いられているものが多い。閉鎖サイトの中には反汚職清廉唱道のトップサイトを自称する中国廉政建設網も含まれている。

閉鎖の理由は「虚偽情報の散布、企業や個人に対する脅迫」などとされているが、専門家は中国当局がインターネットとニューメディアの管理、ネットによる汚職摘発を潰すことが目的ではないかと指摘する。

もっともその狙い通りの効果を上げられるかどうかは疑問だ。香港誌・動向の編集長である張偉国(ジャン・ウェイグゥオ)氏はインターネットが中国に根付いて以来、中国共産党との対抗が続いてきたが、党は勝利をあげることができなかったと指摘。習近平(シー・ジンピン)国家主席も胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席もインターネットに自らの“ファン”を作り出す試みに取り組んだが、体制側がニューメディアにおける主導権を奪うことはなかったとコメントしている。(翻訳・編集/KT)

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