20代の日本人男性、4割が童貞=コンドームメーカーの調査で浮き彫りになる「性の格差」―日本華字紙

Record China    2013年7月3日(水) 15時1分

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2日、日本最大のコンドームメーカー、相模ゴム工業が行った、日本最大規模の「性」に関する調査によると、20代男性のうち40.6%が童貞であることが分かった。資料写真。

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2013年7月2日、日本最大のコンドームメーカー、相模ゴム工業が行った、日本最大規模の「性」に関する調査によると、20代男性のうち40.6%が童貞であることが分かった。日本新華僑網が伝えた。

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今回の調査は47都道府県、1万4100名の20〜60歳の男女を対象に行われたもので、「セックスの経験がありますか?」など、性生活に関する具体的な質問項目がある。

日本は性産業大国だが、一方で童貞率がここ数年上昇傾向にある。不思議なことに、日本の若者は性への関心だけでなく、キスの体験率までもが低下している。10年前には「草食系男子」が新現象として注目を集めたが、それがさらに激化しているのだ。

もちろん、主観的、客観的に童貞率の上昇を分析する必要がある。主体的に童貞を守っているものと、童貞を余儀なくされているものとが存在するからだ。

主観的には、日本社会における観念の変化がある。かつて日本にあった「据え膳食わぬは男の恥」という考え方には、変化が生じつつある。「日本の男性は、女性に性的な関心を示すことを面倒なプロセスだと考えるようになっている」という指摘もある。かつて、日本の若者、とりわけ学生は童貞を「恥ずべきもの」と考え、魅力、能力に欠けた嘲笑の対象であると考えていた。

だが、その考えは少しずつ変化している。草食系の拡大により、童貞は純潔の象徴だという考え方も生まれた。ある日本の恋愛作家は「最近は異性と一緒に旅行して、同室に泊まるケースが増えているが、性的関係が起こることは逆に少なくなっている」と述べている。恥辱の象徴であった童貞が、現在では一種の栄光となっている。日本の童貞率が上昇するのも無理はない。

客観的には、童貞率の上昇は不景気の影響を受けたものだ。男性の懐具合が寂しくなり、女性を誘ったり、連夜にわたってクラブやバーに通うこともできなくなった。いわんや結婚をや、である。これでは男性が童貞を守り続ける可能性も上昇してしまう。

かつては終身雇用制が経済的な安定を保証し、モテない男性でも結婚し、性生活を営むことができた。非正規雇用のまん延によって経済的理由で結婚できない男性が増加し、彼らは生涯を童貞で終わる危険にさらされている。

日本にとっては憂慮すべき事態だ。日本の男性は性愛に関しても格差に見舞われている。金持ちは無数の女性をはべらせることができるが、貧乏な男性は誰にも相手にされず、両極化していくことになる。日本社会では貧富の格差が性のリソースの分化をも引き起こしており、この状況が続けば、少子化が一段と悪化する危険性がある。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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