スノーデン氏の亡命、朴槿恵大統領の訪中が示す米国の影響力低下―米華字メディア

Record China    2013年6月26日(水) 16時59分

拡大

24日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「スノーデンの亡命はさらなるリスク、朴槿恵大統領の訪中は東北アジアのバランスを打破」を掲載した。スノーデン氏の亡命問題、朴槿恵大統領の訪中は米国の世界的影響力の低下を示している。資料写真。

(1 / 3 枚)

2013年6月24日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「スノーデンの亡命はさらなるリスク、朴槿恵大統領の訪中は東北アジアのバランスを打破」を掲載した。

その他の写真

米政府機関による個人情報収集を暴露した米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン氏の亡命が注目を集めている。単にスノーデン氏が保持している機密情報が米国に問題をもたらすのみならず、事実上逃亡を手助けした中国、ロシア、そしてスノーデン氏が亡命を申請したエクアドルなどの国が米国に抵抗する姿勢を見せたことは、世界における米国の影響力衰退を際立たせるものとなった。

だがスノーデン氏以上に米国の影響力衰退を鮮明にする問題がある。本当の意味で米国を驚かせているのは盟友関係の危機だ。27日、韓国の朴槿恵大統領が中国を訪問するが、これは米国の次は日本を訪問するという過去30年以上にわたる韓国外交の慣例を破るもの。東北アジアに中国を中心とする新局面が成立したことを宣告するものだ。

韓半島未来財団の委託により専門機関が実施した世論調査によると、今回の訪問に期待すると回答した韓国人は70%を超えた。83%が中韓関係は日韓関係より重要と回答している。中韓関係の未来を肯定的に見る回答も85%に達しているほか、中韓自由貿易協定(FTA)への賛成も63.6%に達した。

中韓が協力して半島情勢に取り組むことで、北朝鮮の核問題はまったく新たな局面が生まれることになる。北朝鮮と韓国の緊張が消失すれば、韓国の盟友としての米国のプレゼンスも失われ、米国が主導してきた東北アジアの冷戦構造も消失する。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携