米国人監督が韓国人視点の“竹島映画”を制作、世界で公開へ=韓国ネット感動

Record China    2019年8月21日(水) 9時40分

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19日、韓国・京郷新聞によると、米国人監督が竹島(韓国名:独島)をテーマにした映画を撮った理由について語った。写真は竹島。

2019年8月19日、韓国・京郷新聞によると、米国人監督が竹島(韓国名:独島)をテーマにした映画を制作した。

記事が取り上げているのは、竹島をテーマにしたドキュメンタリー映画「父親の地」。2014年にクランクインして今月ですべての作業が終了し、今年下半期には韓国をはじめ世界各地で公開される予定だ。

記事によると、メガホンを取ったのはテキサス州オースティンに住む米国人のマシュー・コシュムール(Matthew J.Koshmrl)監督で、映画制作者でありセントエドワーズ大学の教授でもある。10年前に3年間韓国に住んだことがきっかけで、竹島と日本による統治時代について勉強し始めた。日本での撮影では常に警察の見張りがあったり、韓国では政府が「過去の歴史をめぐる日本との紛争と関連があるのであれば独島撮影は許可できない」との方針を示したりするなど困難も多かったといい、同紙のインタビューに対し「植民地ストーリーと世代間のトラウマで複雑に絡み合ったテーマを探求したため時間がかかった」と話したという。

「父の地」は韓国人2人の物語。1人目の主人公である農民ノ・ビョンマンさんは8年にわたって日本を訪れ「独島は韓国の領土」と1人デモを行っており、日本の国会前などで行ったデモは40回を超える。もう1人の主人公チェ・ギョンスクさんは竹島初の住民だった故チェ・ジョンウクさんの娘で、島で17年間暮らしてきた。

ただマシュー監督は映画について「領土紛争問題には関与しない」と強調し「あくまでも韓国人の視点から見た独島観察ドキュメンタリー」だと話している。

これを受け、韓国のネット上は「監督、ありがとう!」「米国人なのに韓国の独島にこんなにも関心を持ってくれて本当にありがとう。映画必ず見ます」「どんな韓国人よりも誇らしい」「ノさん、チェさん、同じ国民なのに1人で苦労させてしまって申し訳ありません。ありがとうございます」など感動の声に包まれている。

ただし「もし日本だったらもっと支援してクオリティーアップを図ったことだろう。それなのに韓国政府は撮影許可も渋ったの?」「韓国政府が許可してくれなかったって?。日本人より悪いな」「韓国政府が撮影させないようにしたなんて、本当に恥ずかしい」など協力に消極的だった韓国政府を非難する声も上がり、日本に対しても「(独島は韓国の土地なのに)なぜ日本は無理やりなことを言って韓国を苦しめるのだろう」とのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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